恨みを鎮める仏教の言葉

イライラした時に思い浮かべるといい仏教の言葉
【恨みを鎮める】

「どうしても許せない相手がいる。この恨みの心が消えない」
長い人生、このような恨みの心が消えない、ということもあるかもしれませんが、恨みの心にとらわれていると、時は止まってしまいます。
いつまでもその恨みが発生した時点から前にはすすまないのです。

お釈迦様は、「この世の中では、恨みは恨みによってけっして鎮まるものではない。ところが、恨みは恨みなくして鎮まる」と説いています。

相手を恨み、そのお返しをすれば相手から恨まれます。
相手がそのお返しをすれば、またこちらも恨むことになり、いつまでたっても恨みの連鎖は切れません。

相手を恨む気持ちもわからないではありませんが、恨んで事が解決するわけではありませんから、まずは恨むことを止めればそれでいいのです。

別に許そうと思わなくてもいいのです。