お調子者のコントロールはできない。
失敗を繰り返すようなら処分も検討する必要があるかもしれない。
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見守りつつ失敗の後始末をさせる
いわゆるお調子者ですね。
この手のタイプは、たいていは仕事ができません。
できたとしても、雑だったりします。
上司としては、後始末に追われますし、迷惑をかけられイライラさせられます。
でも怒ってみたところで、のれんに腕押し、糠に釘です。
話になりません。
これも、その人の性格ですから、そうそう簡単に直るものではありません。
まともに相手していたら、疲れてしまいます。
では、どうすればよいのでしょうか?
お調子者は、それはそれで使える場所があるとおもいます。
まずは、そのポジションが、その部下に合っているかどうか検討してみてください。
お調子者は、周囲からは好かれるところがあります。
そこは利用してもいいのではないかと思います。
ただ、行き過ぎるところがあるので、見守る必要はあるでしょう。
また、おだてには弱いので、注意しながらほめることも必要です。
それでも、調子に乗り過ぎて失敗することがあるでしょう。
上司の方々はイライラを抑えながら、取引先などに頭を下げる羽目にもなりましょう。
しかし、それは最後の手段です。
できるだけ、自分で処理をさせることです。
お調子者は、何度も繰り返す失敗を自分で処理していかなければ直りません。
責任の自覚を持たせるためにも、失敗の後始末はなるべく自分でさせることです。
お釈迦様のように見守ってあげよう。
お釈迦様のお弟子さんにも、ビンドーラといるお調子者がいました。
ビンドーラは、神通力が得意でした。
神通力の使用は、お釈迦様から禁止されていましたが、ビンドーラは、おだてられるとついつい神通力を使ってしまい、お釈迦様から注意を受けていました。
ある日のこと、托鉢先の街でお祭りがありました。
そのときにビンドーラは、周囲からのおだてに乗り、また神通力を披露してしまいます。
しかし、たまたま近くにいた妊婦さんが、ビンドーラの神通力に驚いて流産してしまいます。
その結果、ビンドーラは、仏教教団から追放されてしまいました。
お釈迦様ですら、お調子者には手を焼いたのです。
我々凡人が、お調子者をうまくコントロールできるはずがありません。
お調子者を相手にするときには、お釈迦様のように、注意しながら見守ることが必要でしょう。
その上で、大きな失敗を繰り返すようであれば、お釈迦様のように処分を下すことも心得ておくことです。
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