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愚痴は真に受けず聞き流す
田舎では、親が結婚していない子に「早く結婚しろ」「近所に恥ずかしい」
結婚をしたら今度は「早く子どもを産め」ということがよくあります。
女性が子供を産まずに働きに出ていると「女は働かなくていい、家のことをしっかりやれ」と言われます。
近所の人たちからも同じように聞かれますし、親類が集まっても話題はやはり同じです。
人生設計が近所の人と同じでないということで、近所の噂話の対象になり、生活がしにくくなることもあります。
こうした村社会の古い因習の仕組みに疲れてします若いご夫婦は多いようで、相談を受けることもあります。
そんなとき、私は、「古い大人は、新しいスタイルを受け入れられないのですよ。生きてきた時代が違いますから」と説きます。
そういう親の愚痴は聞き流した方がいいし、真に受けてはいけないのです。
素知らぬ顔をして自分を貫く方が賢いのです。
こうした問題については、親側からも話を聞くことがあります。
「子供が結婚したがらない」「結婚をしたはいいが、仕事を辞めずに子作りをしない」など、親ならば多かれ少なかれ思うことかもしれません。
このような親御さんたちは、結婚なんてどうでもいいという意識を持つ人がいることが受け入れられないのです。
子供が結婚したがらないと愚痴を言う親には、私はいつもこのように説きます。
「子どもと言えども他人です。自分のことですら思うようにならないのに、他人である娘や息子が思うようになるわけがないでしょう。あなたたちが育った時代とは違うのです。それを認識してください」と。
自分の人生の決定権を主張しよう
お釈迦様は、「自分の人生は自分のものである。自分で決めて進めばよい。他人にとやかく言われて決めるべきものではない」と説いています。
また、「子どもは親のものではない。子どもの人生を親がうるさく指図し、親の思うようようにしようとするのは間違っているとも説いています。
ですから、うるさい親や親族に困っている方は、「自分の人生はこのように生きるのだ、親に決められることではない」と主張してください。
ただしその主張を後悔してはいけません。
それでも愚痴がやまない場合は、菩薩が人を救うときと同じ哀れみの目で、「ああ、愚かな」と哀れんであげましょう。
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