世代間ギャップがあるのは今に始まったことではない。
企業は、様々な環境で育ってきた人々が集まる場所です。
目次
育ってきた環境が違う人の事は分からない
何を言っても返事が無く、反応が鈍い人もいます。
あるいは、何を考えているのか想像ができないタイプの人もいます。
このようなタイプの人を相手にしていると、「分かっているのか、どうなんだ。返事をしろ!」と怒鳴りたくなるものですん。
このような部下を抱えている上司の方は大変多いようで、みなさんは口をそろえてこう言います。
「今どきの若い者は、まるで別の生き物か、別の世界の人種としか思えない。」
しかし、よくよく考えてみてください。
世代間ギャップというのは、いつの時代にもあるものです。
今に始まったことではありません。
今の若い人たちは、子供のころからパソコンがあり、携帯電話もあります。
TVゲームも臨場感あふれる画像になっています。
アナログ世代とは、感覚が異なって当然なのです。
子ども時代の環境が、それぞれの世代で異なるのですから、大人になっても感覚が異なるのは当然のことなのです。
上司のみなさんは、まずそれを理解しておいた方がいいでしょう。
そして、自分たちも、「今どきの若者は理解不能だ」と言われたことを思い出すべきですね。
つまり、こちら側の見方を変えることが第一の対処法なのです。
頭ごなしに拒否せず話を聞いてみる
もう一つ方法があります。
私には、今どきの若い方達も相談に来ますが、ちゃんと話は通じます。
落ち着いて、穏やかに話をすれば、彼らは決して理解不能な人種ではありません。
彼らが嫌うのは、頭ごなしに命令されたり、、決めつけられたりすることなのです。
さらに、今どきの文化を話も聞かないうちから拒否しないことです。
例えば、オタク文化にしても、「気持ちが悪い。理解できない。」と、詳しい話も聞かないうちから拒否しないことです。
大人たちは、いつの時代も、若者文化を「理解できない」と拒否してきました。
しかし、それは「理解したくない」という気持ちから出てくる言葉なのです。
つまり、「今どきの若者は理解できない」という言葉の原因は、実は大人側にあるのです。
大人側が一歩若者に近づけばいいのです。
大人であることを自覚し、器の大きなところを見せようではありませんか。
大物ぶるほうが、部下もついてくるものですよ。
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