すべて生命のあるものは、全体の相互協力で生きています。
宇宙も、地球も全体としての相互協力で生きています。
人間の体内では、「生きる」という唯一の目的のために、気脈・経絡系、脳・脊髄神経系、自律神経・ホルモン系、血液・循環器系、リンパ・体液系などの総合的システムや、肝臓・腎臓・胃腸や四肢など各器官などの部分部分の全体が、協力しあっています。
そして、その部分部分も、全体も、たえまなく変化しながら、バランスをとって、安定することを繰り返しています。
その中の一つとして、機械的・画一的な動きや、他と無関係の部分的な動きなどは、していないのです。
生命体は、部分部分を切り離したら、もはや生きているとは言えません。
自分の生命への刺激の与え方も、訓練の方法も、生命の働きの原則に従った、生きている訓練、生きている刺激でなくてはならないのです。
最近は、扇風機でも、昔のような機械的・画一的・固定的な風の送り方ではなく、自然的刺激の特徴である「ゆらぎ」を含んだものに改良されてきています。
生命に差し上げる刺激も、心身の養い方や使い方も、機械的・画一的・固定的な死んだ刺激、死んだ養い方や使い方ではなく、「生きている」ことが基本です。
合掌
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