運動習慣が寿命を延ばします。
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週150分以上運動している日本人は5人に1人
WHOは成人の1週間の適切な運動時間を、150分としています。
しかし、統計によると、日本では人口の5分の1の人しか実行できていません。
2011年、医学雑誌『Lancet』に、40万人以上の男女を8年間にわたり調べた、運動に関する大型の研究が発表されました。
ジョギングを強度、ランニングを最強度とし、運動をする群と運動をしない群を比較したところ、運動していた群の死亡率は、していない群よりも14%の低減が見られました。
また、1日15分でも中等度以上の運動をしていた人は寿命が3年長くなりました。
軽めの運動であれば、15分追加ごとに死亡率はさらに下がり、がんによる死亡率も、脈絡血管系疾患も、糖尿病のリスクも下がりました。
最終的には、1日の運動量が90分程度でプラトー(停滞)に達し、それ以上運動しても健康へのプラスの影響はなくなりました。
また、最強度であれば、1日40分でプラトーに達しました。
「私は運動している」と認識することに意味があります。
ジムでのトレーニングやジョギングなどと、通勤など日常生活で体を動かす行為に、同じ効果はあるでしょうか?
答えはノーです。
ハーバード大学のランガー博士らは、ホテルの清掃員を2つの群に分けて比較する研究を行いました。
一方には、「清掃は運動である」と講義をし、もう一方には、何の説明も行わなかったのです。
すると、1か月後、講義を受けた群のみ、体重やBMI、血圧、血糖うが低下していました。
清掃が運動であると認識したことにより、体に良い変化が現れたものと推測できます。
これはプラセボ効果かもしれませんが、日常の行動を運動として認識する必要があるといえます。
※通勤なども運動していると認識して、毎日少しずつでも運動をしましょう。
【筋肉は加齢とともに大きく減少する】
いつまでも元気に活動するためには、筋トレを取り入れましょう。
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