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朝の太陽の光で体内時計がリセットされます。
人は基本的に日中動き、夜に休息を取ります。
多くの動物も昼間に活動して夜に眠ります。
それは、人間にも動物にも、1日24時間のリズムを刻む体内時計が備わっているからです。
これがサーカディアンリズム(概日リズム)です。
成長ホルモンがよく出る時間帯も、サーカディアンリズムによって決まっています。
ただ、きっちり24時間のリズムが保たれるわけではなく、24時間数分~数十分と個人差があります。
また、太陽の光を浴びない生活や海外旅行による時差の影響などで、大きくずれていくこともあります。
このずれを修正するのが朝の太陽です。
朝、太陽の光を目で感じることで体内時計はリセットされ、24時間という一定のリズムに調整されます。
蛍光灯のような弱い人工的な光では体内時計はリセットされませんから、朝はまずカーテンをきちんと開けることが重要です。
眠りのためにも朝日を浴びる。
不眠は慢性化しやすく、慢性化した不眠はうつ病の発症リスクを高めることも証明されています。
また、不眠と睡眠不足が引き起こすメタボリックシンドロームや心血管系疾患、うつ病は、いずれも認知症発症のリスク要因でもあります。
しかし、体内時計がリセットされると、眠りを促すホルモン、メラトニンの分泌が抑制されます。
メラトニンは抑制されてから14~16時間後に再び分泌され始めるため、7~9時に起きれば21~23時に眠気が引き起こされます。
眠気に従って入眠すれば、成長ホルモンの分泌される時間帯に睡眠をとることができるわけです。
睡眠のためにも、朝日が大切です。
※夕暮れ以降の強い人工光に注意!
強い人工光でも体内時計がリセットされることがあります。
日暮れ以降の強い光は夜モードへの切り替えをできなくします。
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