タバコは百害あって一利なし。
コーヒーの利点は確定されつつある
目次
喫煙はストレスを増大させる
タバコの害は広く認知され、過去に比べると日本人の喫煙率は大きく減少しています。
しかしいまだ喫煙している人の多くは、タバコがストレスを和らげるのに役立つを信じているようです。
実は、成人喫煙者のストレスレベルは、非喫煙者のストレスレベルよりわずかに高く、成年が規則的に喫煙するようになるとストレスレベルが増加し、禁煙でストレスを減少させられることがわかっています。
タバコはストレスを和らげるどころか、実際はストレスの元になっているのです。
タバコを吸うとリラックスするというのは、実は大きな錯覚です。
喫煙による見かけの弛緩効果は、ニコチン枯渇の間に生じる張力および過敏性の逆転を反映するだけ。
タバコは、喫煙時のリラックスを生み出しているのではなく、喫煙していない時の緊張を生み出しているにすぎません。
「コーヒーは体にいい」は実証されつつある
コーヒーは昔から議論が多い飲み物ですが、最近は、健康によいとする論文が増えてきているようです。
2012年に医学雑誌『New England Journal of Medicine』で発表された研究は、世界を驚かせました。
コーヒーを1日に2~3杯飲むとまったく飲まない人の死亡率の比較で、男性で0.94倍、女性では0.87倍という大きな差が出たのです。
コーヒーの摂取が糖尿病の発症を予防するという報告も、世界各国からなされています。
適度なコーヒー摂取が総死亡のリスクを下げるとの報告もあるほか、認知症、アルツハイマーの予防効果、パーキンソン病のリスク低下、がんの発症リスクの低下、特に肺がんの予防などにも、効果があるとされているのです。
■コーヒーと健康に関する研究
・1日に2~3杯飲む人と、まったく飲まない人の死亡率の比較
男性0.94倍、
女性0.87倍
・糖尿病の発症を予防
1日1杯で0.92倍
1日2杯で0.85倍
1日3杯で0.79倍
(ブラックコーヒーを1日5杯、16週間継続で糖尿病リスクの進行が抑制)
・肺がんの予防
コーヒーを飲まない人と飲む人との比較
飲む人の肺がんのリスクは0.5倍
■コーヒーのもたらすリスク
・女性には骨折のリスクを増加させるという報告も
・カフェインの摂取で眼圧が上がるという報告も。
特に緑内障の人は注意
※飲み過ぎは禁物。適度な摂取量を
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