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外で遊ぶ子ほど近視になりにくい
近視の原因は遺伝子的なものと環境要因がありますが、遺伝要因の方が強いと言われています。
環境要因で証明されているのは「暗いところで本を読むと近視が進む」だけでしたが、近年、、新しい研究がいくつか発表されています。
2012年、オーストラリアの科学者が「近視の原因は、日光にあたる時間が短すぎること」という研究結果を発表しました。
日光にあたると放出される神経伝達物質ドーパミンが、眼球の成長に関係しているといいます。
2015年の中国の論文では、1日5時間以上勉強や読書をしている子、2時間以上テレビやゲームに費やす子ほど近視が起きやすいという結果でした。
逆に、外で2時間以上遊んでいる子は、近視の割合が少なかったそうです。
外で遊ぶことをすすめ、テレビやゲームの時間を制限したりする、昔ながらのお母さんの教育法は、近視予防の観点からすると間違っていないということになります。
白内障や老眼と目の酷使の因果関係
年齢を重ねていくと生じる目の問題の代表的なものに、白内障と老眼がありますが、目の酷使や疲れとは、基本的に因果関係がありません。
白内障の最大の原因はエイジング(加齢)です。
ぶつけてできた外傷や先天性の病気、糖尿病なども原因となります。
老眼も加齢性疾患、文字通り年齢とともに進んでしますものです。
老眼は、自分の目に合った眼鏡や遠近両用のコンタクトレンズを使用することで矯正することができます。
近くが見えにくくなってきたら、これまで遠くを見るのに合わせてきた眼鏡やコンタクトレンズの度数を少し弱めてあげると見やすくなります。
【まとめ】
近視はまず予防。老眼矯正の眼鏡やコンタクトレンズは2年に1回新調する。
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