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幸福感を持つのはどんな人?
私たちが幸福を感じる瞬間は、その人の置かれている状況や人生観などによってさまざまで、一概にはいえません。
しかし長年、多くの国で実際の経済力、人生満足度、経済満足度を調査し、健康と幸福感の研究をしているアメリカの心理学者エド・ディーナーは、個人の感じる幸福感(主観的幸福)は、「必ずしも客観的な社会指標や経済指標とは一致しない」と結論づけています。
自分は幸福だと思っている人は、ポジティブな感情体験を頻繁に報告し、ネガティブな感情はあまり報告しないということです。
幸福感と健康と長寿は関連している
幸福感は、健康にどのような影響をもたらすのでしょうか。
ドイツのGrossarth-Maticekraらは、楽しみと幸福に関する質問(PWI)と、喫煙・飲酒などに関するテストを実施。
21年後に同じ質問とテストを行って、健康状態を比較する研究を行いました。
(生存の有無、健康状態の良否、がん疾患率)
その結果は、驚くべきものです。
21年前のPWI得点分布と現在の生存率との間に、ほぼ直線的な関係が示されていました。
PWIはストレスへの対処など心理的機能の評価しかしていないにもかかわらず、喫煙や飲酒習慣などの健康リスク指標より正確に、将来の健康を予測していたのです。
心理的な幸福感の有無は、喫煙や飲酒以上に健康に影響を与えることが明らかになったのです。
ドイルの社会学者Veenhovenらは、「幸福感だけで病気は治らないが、、病気にならないような保護的機能を持っている」と提唱しています。
ポジティブな感情を多く体験し、人生を楽しむ姿勢は、健康と長寿に貢献するのです。
■ポジティブな感情で人生が豊かになる
・ドーパミンの増加で幸福感
・オキシトシンの増加で愛情や信頼
■幸福感を持つ人は健康。
自分の感情をコントロールし、バランスを保つことが大切。
■SNSと幸せの関係の研究結果
リアルな人間関係よりSNSを優先させて良いことは無い。
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