立ち方と座り方を改善しましょう。

腰へ負担をかけない姿勢や動作を習慣化する。

立ち仕事の多い人は足と腰の不調に要注意

肩こり、頭痛、腰痛、慢性疲労、さらにはメンタルの不調や集中力の低下など。
ビジネスパーソンを悩ませる、心身の不調の数々。
その原因は「姿勢」にあるケースが多いようです。

立ち方と座り方を正しいものにして、心身の不調を改善しましょう。

まずは立ち方についてみていきましょう。
仕事柄、１日中立ったままという人もいるでしょう。
そんなビジネスパーソンが注意しなければいけない病気は下肢静脈瘤です。

足がつったりむくんだりしやすくなるほか、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす原因にもなります。
また、立ち仕事が多い人には腰痛が起こりやすいものです。
腰痛は原因を特定できない、医学的には「非特異的腰痛」と呼ばれるものが全体の８５％を占めます。

では、具体的な正しい立ち方はというと、まず背筋を伸ばし、お腹に力を入れます。そして軽く膝を曲げ、お尻をすぼめるようにします。

長時間立ち続けるときは、高さ１０㎝くらいの台に片足を乗せるのも効果的です。
この方法をとる場合は、ときどき左右の足を入れ替えるのがキモです。

次に座り方を考えてみましょう。
椅子に腰かけるとき、浅く座り、、背もたれに体重を預けてはいませんか？
背骨が弧を描くその座り方は、腰痛の原因となります。

正しい座り方は、椅子に深く腰かけ、腰を背もたれに軽くあてます。
すると肩が開き、自然と背筋を伸ばすこともできます。
そして、骨盤を立て、左右の坐骨に均等に体重をかけるようにします。

パソコンのディスプレイは少し見下ろすような位置にして、目から４０センチ以上離すのが理想です。

※日頃から筋力トレーニングやストレッチで筋肉を鍛えておくことも重要です。