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女性は早朝型、男性は深夜型になりやすい
朝の方が仕事や勉強がはかどる「朝型」の人もいれば、夜の方が集中して仕事や勉強がはかどると感じる「夜型」の人もいます。
これは、個人差によりサーカディアンリズムが24時間より長い人もいれば、短い人もいるからです。
前者は深夜型に、後者は早朝型になりやすいといわれています。
また、女性は早朝型、男性は深夜型に偏りがちです。
体内時計は遺伝子によってコントロールされていることが、睡眠に関する研究で明らかになっています。
つまり、朝型か夜型かというのは「生まれつき」の体質ということにあるのです。
ある程度ならコントロールできます。
朝型の人と夜型の人の典型的な違いは体温変化のリズムです。
朝型の人は起きてすぐに体温が上がり、午後3~4時頃にピークを迎えます。
そして夕方になると下がり始めます。
これに対して夜型の人は、朝起きてもすぐに体温が上がらず、昼頃になってようやく上がってきます。
そしてピークは、夕方にずれ込みます。
もうひとつ注目すべきなのが、メラトニン分泌のタイミングです。
朝型の人は夕方頃から徐々にメラトニンの分泌量が上昇するのに対し、、夜型の人は夜更けにならないとメラトニンの分泌量が増えません。そのため、睡眠の時間帯が後ろにずれるのです。
しかし、幸いなことに、体内時計には柔軟性があります。
ある程度、自分の力で睡眠リズムを変えることが可能です。
夜型の人が「昼型」に変えること、昼型の人が「朝型」に変えることも比較的容易です。
しかし、生来の夜型体質の人が「朝型」になって早朝から活動するのは、辛いことかもしれません。
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